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呼吸器内科のご案内
呼吸器内科のご案内
![](http://oura-medical-clinic.com/main2024/wp-content/uploads/2024/12/naika_kokyu.jpg)
咳が長引く、夜に咳がひどくて起きる、呼吸が苦しい、痰がでるなどの症状は呼吸器疾患の可能性があります。喘息や気管支炎、肺炎、タバコが原因となる肺気腫、肺がん、間質性肺炎、慢性呼吸不全といった専門的な呼吸器疾患の診断と治療を行います。自宅で酸素が必要な状態になった際の在宅酸素療法にも対応しております。また、のどが痛い、熱がある、鼻水がでるといった風邪症状やインフルエンザなどの呼吸器感染症の治療もお任せください。
熟睡感がない、日中も眠気がある、睡眠時のいびきや呼吸が止まることがあるといわれた、といった症状は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、日常生活に影響を与えるだけでなく、多くの合併症を引き起こすと言われています。当院では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療としてCPAP(経鼻的持続気道陽圧療法)を行なっています。睡眠時に鼻マスクを使い、呼吸の補助を行います。上記の症状がある際はお気軽にご相談ください。
咳
咳
咳が長引く、会話の時に咳が出る、咳で息苦しいといった症状でお困りではありませんか?
咳は呼吸器の病気でよくみられる症状です。咳は持続期間の長さによって、急性(3週間以内)、遷延性(3週間から8週間)、慢性(8週間以上)に分けられます。
原因の病気の多くは呼吸器の病気です、具体的には細菌やウイルスなどへの感染、気管支喘息・咳喘息、アトピー咳嗽、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、肺がんなどです。
また、一部には逆流性食道炎など呼吸器の病気以外が原因となることもあります。咳の治療は原因となる病気により大きく異なるので、まず原因となっている病気をしっかりと診断することが大変重要です。
長引く咳でお悩みの方は、まず呼吸器内科を受診することをお勧めします。
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息
呼吸が苦しい、息苦しい、咳が止まらない、ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴る、といった症状は気管支喘息の可能性があります。ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴ることを喘鳴(ぜんめい)といいます。気管支喘息が悪くなっているときによくある症状の一つです。喘鳴は気管支喘息だけでなく他の肺疾患や心疾患が原因になることもあります。
気管支喘息の診断は、症状や経過から疑わしい特徴を集めることと、他の疾患を除外することで行います。症状としては前述しているようなものがあり、夜間や明け方に強く症状が出ることが多いです。喘息が悪化する原因は患者さんごとに異なります。例えば、風邪をひく、気圧・天候の変化、花粉やホコリを吸い込む、ストレスがたまる、ロキソニンなどの痛み止めを内服する、運動する、お酒を飲む、といったことが原因になります。
治療は吸入薬が主体になります。吸入薬の成分はごく微量のステロイド、気管支拡張薬があります。ステロイドに対して不安をお持ちの方もいますが、吸入ステロイドはごく微量(1回あたり50~200マイクログラム)であり、全身性の副作用をきたすことは通常ありません。小児や妊婦さんでも安心して使うことができるお薬です。吸入薬で効果が乏しい場合は、気管支拡張薬の内服や貼り薬を併用します。そういった治療でも症状が治まらない場合は、ステロイドの短期内服や点滴を行います。
また、難治性/重症喘息に対しては生物学的製剤の皮下注射という治療もあります。抗体を皮下注射で投与し喘息の主病態である過剰な免疫反応を抑える治療です。高額な薬剤ですが、高額療養費制度などを利用することで値段を抑えて使用することができます。咳が長引く、会話の時に咳が出る、咳で息苦しいといった症状でお困りではありませんか?
咳は呼吸器の病気でよくみられる症状です。咳は持続期間の長さによって、急性(3週間以内)、遷延性(3週間から8週間)、慢性(8週間以上)に分けられます。
原因の病気の多くは呼吸器の病気です、具体的には細菌やウイルスなどへの感染、気管支喘息・咳喘息、アトピー咳嗽、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、肺がんなどです。
また、一部には逆流性食道炎など呼吸器の病気以外が原因となることもあります。咳の治療は原因となる病気により大きく異なるので、まず原因となっている病気をしっかりと診断することが大変重要です。
長引く咳でお悩みの方は、まず呼吸器内科を受診することをお勧めします。
咳喘息
喘息の一歩手前、あるいは軽症型と考えられています。
咳喘息では気管支喘息のような喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)はみられません。咳喘息の患者さんは、喘鳴がないために自分が喘息であるとは気づかないことが多いです。
通常の咳止めのお薬では良くならず、気管支喘息と同様の治療をする必要があります。また、咳喘息は放置すると約30%の患者さんが喘鳴を伴う典型的な喘息に移行するといわれており、早い時期からの適切な治療が重要です。
小児喘息
小児喘息
小児喘息の発作では、咳がとまらず、症状が悪化すると喘鳴(ぜんめい)という「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音が聞こえることがあります。これは気道を息が通る音で、喘息の一般的な症状の一つですが、乳児や幼児の場合、この音がはっきり聞こえないこともあります。喘鳴がしなくても喘息発作が起きていることはよくあります。大切なのは、「ゼーゼー、ヒューヒュー」が聞き取れなくても、息苦しさを訴えているかどうかを読み取ってあげることです。
喘息発作は、昼間より夜間や明け方に多く起こります。昼間に落ち着いていても夜間に症状が悪化することがありますので、しっかり治療することが重要です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPDは、わが国では90%以上が喫煙によるもので、タバコ肺とも呼ばれます。喫煙以外にも大気汚染や粉じんが原因となることがあります。タバコの煙が、肺の組織に炎症を引き起こし、肺や気管支の正常構造が破壊されます。その結果、肺の機能が低下し、進行すると呼吸困難や息切れなどの自覚症状が現れます。
一度破壊された肺の組織が元に戻ることはありません。合併症として肺がんや間質性肺炎を発症することが多いです。また、COPDは肺だけでなく全身に影響を及ぼします。COPDの患者さんでは、糖尿病、脂質異常症、心筋梗塞、脳卒中、他臓器のがん、骨粗鬆症、廃用症候群、うつ病などの病気に罹る割合が、健康な人と比べて多いことがわかっています。
COPDの診断には自覚症状や喫煙歴の聴取と呼吸機能検査が重要です。胸部レントゲン検査やCT検査などの画像検査を行うこともあります。
COPDの治療は、禁煙・薬物治療・全身管理の3つが重要です。
タバコの影響を取り除くために禁煙が何よりも重要です。ご自身で禁煙が難しい方向けに、禁煙外来があります。禁煙治療補助薬を使って、禁煙のサポートを行います。当院でも禁煙外来を行っております。薬物治療では気管支拡張薬などの内服や吸入を行います。また、COPDは細菌やウイルス感染によって急激に悪化することがあります。こういった肺の感染を予防するために、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンなどの予防接種を受けることも重要です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
日中の眠気がとれない、夜間何度も目が覚める、いびきや無呼吸を指摘された、頭痛があるといった症状でお困りではありませんか?こういった症状は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。30~60歳代の約7人に1人が睡眠時無呼吸症候群であるといわれています。睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気や集中力低下をきたすだけではありません。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病、脳卒中、がん、不整脈、うつ病など多くの合併症を引き起こす病気です。
診断には簡易検査とポリソムノグラフィ検査を用います。簡易検査の結果、重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合はCPAPという装置を使って治療を行います。軽症~中等症の場合はポリソムノグラフィ検査を行い、結果に応じてCPAPの使用を検討します。CPAPの適応とならない場合は口腔内装置などを使います。
当院では歯科を併設しているため、口腔内装置の作成も連携して行っております。
気管支炎・肺炎
気管支炎・肺炎
気管支や肺に病原性微生物が侵入することで発症します。
胸部レントゲン検査やCT検査、血液検査を行います。痰が出る場合は、喀痰(かくたん)検査をして原因となる病原性微生物を調べます。細菌が原因の場合は、抗生剤(抗菌薬)を使った治療をします。
ウイルスが原因の場合は抗生剤(抗菌薬)が無効のため、咳止め薬や去痰薬による治療をします。ただし、実際の臨床の現場では感染の原因が細菌によるものか、ウイルスによるものか判断することはしばしば困難です。
そういった場合は患者さんの基礎疾患やご年齢などといった背景や、症状の経過に応じて抗生剤(抗菌薬)を使った治療をします。むやみに抗生剤(抗菌薬)を投与しない理由としては、耐性菌(抗生剤が効かない細菌)を生み出さないためや不要な副作用を起こさないためです。
間質性肺炎
間質性肺炎
間質性肺炎は、さまざまな原因から肺の構造が厚く硬くなり(線維化といいます)、ガス交換がうまくできなくなる病気です。線維化が進んで肺が硬く縮むと、気道が代償性に拡張して蜂巣肺といわれる蜂の巣に似た穴(のう胞)だらけの肺になってしまいます。これは、胸部CTで確認することができます。主な症状としては、痰を伴わない咳(乾性咳嗽)と労作時にみられる呼吸困難があります。労作時呼吸困難は、安静時には問題なくとも、坂道や階段、平地歩行中や入浴・排便などの日常生活の動作の中で呼吸困難を感じることです。病気が進行してくると、安静時にも呼吸困難を感じるようになります。
結核・非結核性抗酸菌症
結核・非結核性抗酸菌症
結核
血痰、長引く咳といった症状の原因となることがあります。ご家族が結核にかかったことがある方はもしかしたら結核になっているかもしれません。胸部レントゲン検査やCT検査、血液検査を行います。痰が出る場合は、喀痰(かくたん)検査を行います。結核の可能性が高い場合には、総合病院や大学病院を紹介させていただきます。
非結核性抗酸菌症
結核菌以外の抗酸菌が肺に感染して起こる慢性呼吸器感染症です。
非結核性抗酸菌は、水や土壌、シャワーなどの生活環境に広く存在し、菌を含んだ埃や水滴を吸い込むことで感染すると考えられています。ヒトからヒトへの感染は通常ないと考えられています。
肺真菌症
肺真菌症
肺真菌症とは、呼吸で吸い込んだ真菌が肺の中に入り、感染して起こる病気です。真菌とは、カビの仲間の総称です。免疫力が低下している方に発症しやすい病気です。
肺がん
肺がん
健康診断の胸部レントゲンで再検査になった、ということで受診いただき、肺がんがみつかることがあります。肺がんには様々なタイプがあり、タバコが原因となることが多いですが、非喫煙者で発症することもよくあります。当院では胸部レントゲン検査、胸部CT検査ができますのでご不安な方は受診ください。肺がんが疑わしい場合には総合病院や大学病院を紹介させていただきます。
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当院を受診される方へ
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基本的な診療のご案内についてとそのお願い
呼吸器内科のご案内
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咳が長引く、夜に咳がひどくて起きる、呼吸が苦しい、痰がでるなどの症状は呼吸器疾患の可能性があります。喘息や気管支炎、肺炎、タバコが原因となる肺気腫、肺がん、間質性肺炎、慢性呼吸不全といった専門的な呼吸器疾患の診断と治療を行います。自宅で酸素が必要な状態になった際の在宅酸素療法にも対応しております。また、のどが痛い、熱がある、鼻水がでるといった風邪症状やインフルエンザなどの呼吸器感染症の治療もお任せください。
熟睡感がない、日中も眠気がある、睡眠時のいびきや呼吸が止まることがあるといわれた、といった症状は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、日常生活に影響を与えるだけでなく、多くの合併症を引き起こすと言われています。当院では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療としてCPAP(経鼻的持続気道陽圧療法)を行なっています。睡眠時に鼻マスクを使い、呼吸の補助を行います。上記の症状がある際はお気軽にご相談ください。
咳
咳
咳が長引く、会話の時に咳が出る、咳で息苦しいといった症状でお困りではありませんか?
咳は呼吸器の病気でよくみられる症状です。咳は持続期間の長さによって、急性(3週間以内)、遷延性(3週間から8週間)、慢性(8週間以上)に分けられます。
原因の病気の多くは呼吸器の病気です、具体的には細菌やウイルスなどへの感染、気管支喘息・咳喘息、アトピー咳嗽、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、肺がんなどです。
また、一部には逆流性食道炎など呼吸器の病気以外が原因となることもあります。咳の治療は原因となる病気により大きく異なるので、まず原因となっている病気をしっかりと診断することが大変重要です。
長引く咳でお悩みの方は、まず呼吸器内科を受診することをお勧めします。
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息
呼吸が苦しい、息苦しい、咳が止まらない、ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴る、といった症状は気管支喘息の可能性があります。ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴ることを喘鳴(ぜんめい)といいます。気管支喘息が悪くなっているときによくある症状の一つです。喘鳴は気管支喘息だけでなく他の肺疾患や心疾患が原因になることもあります。
気管支喘息の診断は、症状や経過から疑わしい特徴を集めることと、他の疾患を除外することで行います。症状としては前述しているようなものがあり、夜間や明け方に強く症状が出ることが多いです。喘息が悪化する原因は患者さんごとに異なります。例えば、風邪をひく、気圧・天候の変化、花粉やホコリを吸い込む、ストレスがたまる、ロキソニンなどの痛み止めを内服する、運動する、お酒を飲む、といったことが原因になります。
治療は吸入薬が主体になります。吸入薬の成分はごく微量のステロイド、気管支拡張薬があります。ステロイドに対して不安をお持ちの方もいますが、吸入ステロイドはごく微量(1回あたり50~200マイクログラム)であり、全身性の副作用をきたすことは通常ありません。小児や妊婦さんでも安心して使うことができるお薬です。吸入薬で効果が乏しい場合は、気管支拡張薬の内服や貼り薬を併用します。そういった治療でも症状が治まらない場合は、ステロイドの短期内服や点滴を行います。
また、難治性/重症喘息に対しては生物学的製剤の皮下注射という治療もあります。抗体を皮下注射で投与し喘息の主病態である過剰な免疫反応を抑える治療です。高額な薬剤ですが、高額療養費制度などを利用することで値段を抑えて使用することができます。咳が長引く、会話の時に咳が出る、咳で息苦しいといった症状でお困りではありませんか?
咳は呼吸器の病気でよくみられる症状です。咳は持続期間の長さによって、急性(3週間以内)、遷延性(3週間から8週間)、慢性(8週間以上)に分けられます。
原因の病気の多くは呼吸器の病気です、具体的には細菌やウイルスなどへの感染、気管支喘息・咳喘息、アトピー咳嗽、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、肺がんなどです。
また、一部には逆流性食道炎など呼吸器の病気以外が原因となることもあります。咳の治療は原因となる病気により大きく異なるので、まず原因となっている病気をしっかりと診断することが大変重要です。
長引く咳でお悩みの方は、まず呼吸器内科を受診することをお勧めします。
咳喘息
喘息の一歩手前、あるいは軽症型と考えられています。
咳喘息では気管支喘息のような喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)はみられません。咳喘息の患者さんは、喘鳴がないために自分が喘息であるとは気づかないことが多いです。
通常の咳止めのお薬では良くならず、気管支喘息と同様の治療をする必要があります。また、咳喘息は放置すると約30%の患者さんが喘鳴を伴う典型的な喘息に移行するといわれており、早い時期からの適切な治療が重要です。
小児喘息
小児喘息
小児喘息の発作では、咳がとまらず、症状が悪化すると喘鳴(ぜんめい)という「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音が聞こえることがあります。これは気道を息が通る音で、喘息の一般的な症状の一つですが、乳児や幼児の場合、この音がはっきり聞こえないこともあります。喘鳴がしなくても喘息発作が起きていることはよくあります。大切なのは、「ゼーゼー、ヒューヒュー」が聞き取れなくても、息苦しさを訴えているかどうかを読み取ってあげることです。
喘息発作は、昼間より夜間や明け方に多く起こります。昼間に落ち着いていても夜間に症状が悪化することがありますので、しっかり治療することが重要です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPDは、わが国では90%以上が喫煙によるもので、タバコ肺とも呼ばれます。喫煙以外にも大気汚染や粉じんが原因となることがあります。タバコの煙が、肺の組織に炎症を引き起こし、肺や気管支の正常構造が破壊されます。その結果、肺の機能が低下し、進行すると呼吸困難や息切れなどの自覚症状が現れます。
一度破壊された肺の組織が元に戻ることはありません。合併症として肺がんや間質性肺炎を発症することが多いです。また、COPDは肺だけでなく全身に影響を及ぼします。COPDの患者さんでは、糖尿病、脂質異常症、心筋梗塞、脳卒中、他臓器のがん、骨粗鬆症、廃用症候群、うつ病などの病気に罹る割合が、健康な人と比べて多いことがわかっています。
COPDの診断には自覚症状や喫煙歴の聴取と呼吸機能検査が重要です。胸部レントゲン検査やCT検査などの画像検査を行うこともあります。
COPDの治療は、禁煙・薬物治療・全身管理の3つが重要です。
タバコの影響を取り除くために禁煙が何よりも重要です。ご自身で禁煙が難しい方向けに、禁煙外来があります。禁煙治療補助薬を使って、禁煙のサポートを行います。当院でも禁煙外来を行っております。薬物治療では気管支拡張薬などの内服や吸入を行います。また、COPDは細菌やウイルス感染によって急激に悪化することがあります。こういった肺の感染を予防するために、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンなどの予防接種を受けることも重要です。
肺睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
日中の眠気がとれない、夜間何度も目が覚める、いびきや無呼吸を指摘された、頭痛があるといった症状でお困りではありませんか?こういった症状は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。30~60歳代の約7人に1人が睡眠時無呼吸症候群であるといわれています。睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気や集中力低下をきたすだけではありません。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病、脳卒中、がん、不整脈、うつ病など多くの合併症を引き起こす病気です。
診断には簡易検査とポリソムノグラフィ検査を用います。簡易検査の結果、重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合はCPAPという装置を使って治療を行います。軽症~中等症の場合はポリソムノグラフィ検査を行い、結果に応じてCPAPの使用を検討します。CPAPの適応とならない場合は口腔内装置などを使います。
当院では歯科を併設しているため、口腔内装置の作成も連携して行っております。
気管支炎・肺炎
気管支炎・肺炎
気管支や肺に病原性微生物が侵入することで発症します。
胸部レントゲン検査やCT検査、血液検査を行います。痰が出る場合は、喀痰(かくたん)検査をして原因となる病原性微生物を調べます。細菌が原因の場合は、抗生剤(抗菌薬)を使った治療をします。
ウイルスが原因の場合は抗生剤(抗菌薬)が無効のため、咳止め薬や去痰薬による治療をします。ただし、実際の臨床の現場では感染の原因が細菌によるものか、ウイルスによるものか判断することはしばしば困難です。
そういった場合は患者さんの基礎疾患やご年齢などといった背景や、症状の経過に応じて抗生剤(抗菌薬)を使った治療をします。むやみに抗生剤(抗菌薬)を投与しない理由としては、耐性菌(抗生剤が効かない細菌)を生み出さないためや不要な副作用を起こさないためです。
間質性肺炎
間質性肺炎
間質性肺炎は、さまざまな原因から肺の構造が厚く硬くなり(線維化といいます)、ガス交換がうまくできなくなる病気です。線維化が進んで肺が硬く縮むと、気道が代償性に拡張して蜂巣肺といわれる蜂の巣に似た穴(のう胞)だらけの肺になってしまいます。これは、胸部CTで確認することができます。主な症状としては、痰を伴わない咳(乾性咳嗽)と労作時にみられる呼吸困難があります。労作時呼吸困難は、安静時には問題なくとも、坂道や階段、平地歩行中や入浴・排便などの日常生活の動作の中で呼吸困難を感じることです。病気が進行してくると、安静時にも呼吸困難を感じるようになります。
結核・非結核性抗酸菌症
結核・非結核性抗酸菌症
結核
血痰、長引く咳といった症状の原因となることがあります。ご家族が結核にかかったことがある方はもしかしたら結核になっているかもしれません。胸部レントゲン検査やCT検査、血液検査を行います。痰が出る場合は、喀痰(かくたん)検査を行います。結核の可能性が高い場合には、総合病院や大学病院を紹介させていただきます。
非結核性抗酸菌症
結核菌以外の抗酸菌が肺に感染して起こる慢性呼吸器感染症です。
非結核性抗酸菌は、水や土壌、シャワーなどの生活環境に広く存在し、菌を含んだ埃や水滴を吸い込むことで感染すると考えられています。ヒトからヒトへの感染は通常ないと考えられています。
肺真菌症
肺真菌症
肺真菌症とは、呼吸で吸い込んだ真菌が肺の中に入り、感染して起こる病気です。真菌とは、カビの仲間の総称です。免疫力が低下している方に発症しやすい病気です。
肺がん
肺がん
健康診断の胸部レントゲンで再検査になった、ということで受診いただき、肺がんがみつかることがあります。肺がんには様々なタイプがあり、タバコが原因となることが多いですが、非喫煙者で発症することもよくあります。当院では胸部レントゲン検査、胸部CT検査ができますのでご不安な方は受診ください。肺がんが疑わしい場合には総合病院や大学病院を紹介させていただきます。
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