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気管支喘息(ぜんそく)・咳喘息
気管支喘息(ぜんそく)・咳喘息
気管支喘息(ぜんそく)
呼吸が苦しい、息苦しい、咳が止まらない、ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴る、といった症状は気管支喘息の可能性があります。ゼイゼイ・ヒューヒューといった音が鳴ることを喘鳴(ぜんめい)といいます。気管支喘息が悪くなっているときによくある症状の一つです。喘鳴は気管支喘息だけでなく他の肺疾患や心疾患が原因になることもあります。
気管支喘息には明確な診断基準がありません。診断は、症状や経過から疑わしい特徴を集めることと、他の疾患を除外することで行います。症状としては前述しているようなものがあり、夜間や明け方に強く症状が出ることが多いです。喘息が悪化する原因は患者さんごとに異なります。例えば、風邪をひく、気圧・天候の変化、花粉やホコリを吸い込む、ストレスがたまる、ロキソニンなどの痛み止めを内服する、運動する、お酒を飲む、といったことが原因になります。
治療は吸入薬が主体になります。吸入薬の成分はごく微量のステロイド、気管支拡張薬があります。ステロイドに対して不安をお持ちの方もいますが、吸入ステロイドはごく微量(1回あたり50~200マイクログラム)であり、全身性の副作用をきたすことは通常ありません。小児や妊婦さんでも安心して使うことができるお薬です。吸入薬で効果が乏しい場合は、気管支拡張薬の内服や貼り薬を併用します。そういった治療でも症状が治まらない場合は、ステロイドの短期内服や点滴を行います。
また、難治性/重症喘息に対しては生物学的製剤の皮下注射という治療もあります。抗体を皮下注射で投与し喘息の主病態である過剰な免疫反応を抑える治療です。高額な薬剤ですが、高額療養費制度などを利用することで値段を抑えて使用することができます。
咳喘息
喘息の一歩手前、あるいは軽症型と考えられています。
咳喘息では気管支喘息のような喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)はみられません。咳喘息の患者さんは、喘鳴がないために自分が喘息であるとは気づかないことが多いです。
通常の咳止めのお薬では良くならず、気管支喘息と同様の治療をする必要があります。また、咳喘息は放置すると約30%の患者さんが喘鳴を伴う典型的な喘息に移行するといわれており、早い時期からの適切な治療が重要です。

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