37度以上の発熱や風邪症状のある場合は、
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肺真菌症
肺真菌症
肺真菌症(肺のカビ感染)について
肺真菌症とは、空気中に存在するカビ(真菌)が肺に感染して炎症を起こす疾患の総称です。普段、私たちは多くのカビを吸い込んでいますが、健康な方では感染に至ることはほとんどありません。一方、免疫力が低下している方、肺に慢性的な病気をお持ちの方では、真菌が肺の中で増殖し、感染症を引き起こすことがあります。
原因となる主な真菌
- アスペルギルス(Aspergillus)
もっとも代表的な原因菌で、慢性肺アスペルギルス症やアレルギー性の病態(ABPA)など多様な病気を引き起こします。 - クリプトコッカス(Cryptococcus)
鳩の糞などに存在し、免疫の低い方で肺炎や髄膜炎の原因となります。 - ムーコル(Mucor)など
糖尿病や高度な免疫低下のある方で重症化しやすい感染を起こします。
主な症状
肺真菌症はゆっくり進行する場合もあれば、急に悪化することもあります。よく見られる症状は以下のとおりです。
- 長引く咳
- 痰(ときに血痰)
- 発熱・微熱が続く
- 息切れ
- 胸の痛み
- 倦怠感・体重減少
「風邪がいつまでも治らない」と感じて受診され、発見されるケースもあります。
診断について
正確な診断のためには、複数の検査を組み合わせることが重要です。
- CT検査:空洞や炎症、菌球(かびの固まり)などの特徴的な所見を確認します。
- 血液検査:真菌に対する抗体や抗原、β-D-グルカンなどを測定します。
- 痰の検査:顕微鏡や培養、必要に応じてPCRで真菌の存在を確認します。
- 気管支鏡検査:診断が難しい場合に、直接肺の中から検体を採取します。当院では気管支鏡検査を行っていないので、必要に応じて岩手医科大学附属病院にご紹介します。
治療について
治療は、原因となる真菌の種類や病型、患者さんの体調により異なります。
● 抗真菌薬(内服・点滴)
- ボリコナゾール
- イトラコナゾール
- ポサコナゾール
- アムホテリシンB など
慢性の病型では、数か月〜年単位で治療を継続することもあります。
● 手術
菌球(アスペルギローマ)による繰り返す血痰・出血がある場合には、外科的な切除を検討することがあります。
注意が必要な方
以下に当てはまる方は、肺真菌症のリスクが高くなります。
- COPD・気管支拡張症・結核後遺症などで肺にダメージがある方
- ステロイドや免疫抑制剤を使用している方
- 糖尿病がある方
- 長期間にわたり咳や痰が続く方
- 慢性の肺疾患があり、原因不明の微熱や倦怠感がある方
当院での対応
当院では、肺真菌症が疑われる場合に以下の評価・治療を行います。
- CT・レントゲンによる画像評価
- 血液検査・痰検査
- 適切な抗真菌薬治療
- 必要に応じて専門施設での気管支鏡検査・手術のご紹介
- 基礎疾患(COPD・喘息・間質性肺炎など)の総合的管理
肺真菌症は、早期に適切な治療を行うことで進行を抑えられる病気です。
長引く咳や原因不明の呼吸症状がある場合は、早めのご相談をおすすめします。

当院を受診される方へ
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基本的な診療のご案内についてとそのお願い
肺真菌症
肺真菌症
肺真菌症(肺のカビ感染)について
肺真菌症とは、空気中に存在するカビ(真菌)が肺に感染して炎症を起こす疾患の総称です。普段、私たちは多くのカビを吸い込んでいますが、健康な方では感染に至ることはほとんどありません。一方、免疫力が低下している方、肺に慢性的な病気をお持ちの方では、真菌が肺の中で増殖し、感染症を引き起こすことがあります。
原因となる主な真菌
- アスペルギルス(Aspergillus)
もっとも代表的な原因菌で、慢性肺アスペルギルス症やアレルギー性の病態(ABPA)など多様な病気を引き起こします。 - クリプトコッカス(Cryptococcus)
鳩の糞などに存在し、免疫の低い方で肺炎や髄膜炎の原因となります。 - ムーコル(Mucor)など
糖尿病や高度な免疫低下のある方で重症化しやすい感染を起こします。
主な症状
肺真菌症はゆっくり進行する場合もあれば、急に悪化することもあります。よく見られる症状は以下のとおりです。
- 長引く咳
- 痰(ときに血痰)
- 発熱・微熱が続く
- 息切れ
- 胸の痛み
- 倦怠感・体重減少
「風邪がいつまでも治らない」と感じて受診され、発見されるケースもあります。
診断について
正確な診断のためには、複数の検査を組み合わせることが重要です。
- CT検査:空洞や炎症、菌球(かびの固まり)などの特徴的な所見を確認します。
- 血液検査:真菌に対する抗体や抗原、β-D-グルカンなどを測定します。
- 痰の検査:顕微鏡や培養、必要に応じてPCRで真菌の存在を確認します。
- 気管支鏡検査:診断が難しい場合に、直接肺の中から検体を採取します。当院では気管支鏡検査を行っていないので、必要に応じて岩手医科大学附属病院にご紹介します。
治療について
治療は、原因となる真菌の種類や病型、患者さんの体調により異なります。
● 抗真菌薬(内服・点滴)
- ボリコナゾール
- イトラコナゾール
- ポサコナゾール
- アムホテリシンB など
慢性の病型では、数か月〜年単位で治療を継続することもあります。
● 手術
菌球(アスペルギローマ)による繰り返す血痰・出血がある場合には、外科的な切除を検討することがあります。
注意が必要な方
以下に当てはまる方は、肺真菌症のリスクが高くなります。
- COPD・気管支拡張症・結核後遺症などで肺にダメージがある方
- ステロイドや免疫抑制剤を使用している方
- 糖尿病がある方
- 長期間にわたり咳や痰が続く方
- 慢性の肺疾患があり、原因不明の微熱や倦怠感がある方
当院での対応
当院では、肺真菌症が疑われる場合に以下の評価・治療を行います。
- CT・レントゲンによる画像評価
- 血液検査・痰検査
- 適切な抗真菌薬治療
- 必要に応じて専門施設での気管支鏡検査・手術のご紹介
- 基礎疾患(COPD・喘息・間質性肺炎など)の総合的管理
肺真菌症は、早期に適切な治療を行うことで進行を抑えられる病気です。
長引く咳や原因不明の呼吸症状がある場合は、早めのご相談をおすすめします。

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– 呼吸器内科 –

